12.5インチノートパソコンのサイズ感とおすすめの機種
モバイルノートは13.3インチがスタンダードなサイズであるが、狭い机やカフェ、新幹線などで使うとやや圧迫感があり、パソコンの取り回しにストレスを感じることもある。そんな時に絶妙なサイズ感が12.5インチである。
本ページでは12.5インチの大きさについて述べた後、出張の多いビジネスマンや、持ち運ぶことが多い大学生にとって人気が高いVAIO SX12や他のコストパフォーマンスが高いノートパソコンを紹介していく。
- 12.5インチの大きさは?
- B5キャンパスノートとの大きさの比較
- 鞄への収まりも良く、携帯性に優れる
- 飛行機、新幹線、カフェなど狭い場所での取り回しが良い
- 12.5インチノートパソコンのおすすめはVAIO SX12
- キーピッチがデスクトップと同等の19mm
- 有線LANサポート、端子の豊富さ
- USB Type-C 映像出力対応
- アシンメントリーなノートパッド配置
- 長時間バッテリー、軽量性、堅牢性
- その他おすすめの12.5インチノートパソコン
- Suraface Laptop Go
- LAVIE N12
- まとめ
12.5インチの大きさは?
12.5インチのパソコンと、13.3インチのパソコンを比べると次のようになった。 13.3インチの方が一回り大きいことが分かるが、画面の大きさを見るとそこまで大きく変わらないという意見もあるかもしれない。
実際に普段13.3インチを使っている私も画面を見て小さいとは思わないレベルである。
B5キャンパスノートとの大きさの比較
12.5インチノートパソコンはB5キャンパスノートと比べると横に3cm、縦に1.5cmほど大きいもののそれほど変わらない。
鞄への収まりも良く、携帯性に優れる
B5程度の書類が楽に入るように作られている鞄は多いので、12.5インチノートは多くの鞄で収まりがよくスッポリと入る。これはビジネスマンや大学生にとってかなりありがたい。
飛行機、新幹線、カフェなど狭い場所での取り回しが良い
奥行き、幅ともに狭い場所では、少しでもノートパソコンのサイズは小さくしておきたいものである。飛行機や新幹線、カフェなどの狭いスペースで威力を発揮するのが13.3インチと比べて僅かに短い奥行きと幅の差である。
12.5インチノートパソコンのおすすめはVAIO SX12
モバイルPCでの標準的なサイズは13.3インチになるので、12.5インチ付近の機種はそれほど多く発売されていない。
そんな中、VAIO SX12は完成度が非常に高く、持ち歩きの多いビジネスパーソンや大学生に取って最適な選択肢となり得るだろう。
このVAIO SX12に特有の優れた特徴について説明していきたい。
キーピッチがデスクトップと同等の19mm
キーとキーの間の間隔をキーピッチと呼び、キーピッチが短くなると窮屈な姿勢でのタイピングを強いられることになり、肩が凝りやすくなるなど疲れを引き起こしやすい。
ところがVAIO SX12はキーピッチが19mmとフルピッチキーボードとなっている。12.5インチパソコンの多くは18.5mmなど微妙に間隔を狭めてきている中、狭淵ベゼルやキー配置により広いキーピッチを確保していることは大きなポイントである。
有線LANサポート、端子の豊富さ
SX12はモバイルノートでは省略しがちな有線LANをサポートしている点は大きい。重要なミーティング中やオンライン授業などで無線が切れて、音信不通になるのが不安な人は有線接続によりリスクを最大限減らすことができる。
また、レガシーのDVI端子が搭載されていて、古いモニターやプロジェクターへの出力が可能である。企業や大学の研究施設などでは設備が古いことも多いので根強い需要がある。
その他、メジャーな接続端子が一通り備わっているため、Type-Cハブや変換ケーブルなどの付属品を持ち歩く必要はないだろう。
USB Type-C 映像出力対応
VAIO SX12にはUSB Type-Cの機能としてPower Delivery(急速充電)とDisplay Portオルタネートモードという映像出力機能が備わっている。
すなわち映像出力と充電を一つのケーブルで実現できるということである。十分な電力量がモニターの電源経由で提供されるので、付属のコンセントを挿す必要が無い。
Type CモニターとThunderboltケーブルがあればこれを実現可能である。
またモニター同士にDisplayPortケーブルと接続する(デイジーチェーン接続と呼ばれる)ことで、画像のようにトリプルディスプレイも容易に実現できる。
アシンメントリーなノートパッド配置
タイピングを行う時はキーポジション上、右の手の方が左より可動域が大きい。このためノートパッドに親指の付け根が当たり誤動作を起こすことも多い。
これを絶妙に回避しているのがこのモデルである。誤動作で勝手にカーソルが動く可能性が低いためタイピングが非常に安定する。
長時間バッテリー、軽量性、堅牢性
その他の観点も抜かりがない、15時間を超える長時間バッテリーに、900gを切る軽量性で丸一日持ち歩いても問題が無い。
堅牢性の観点では水漏れに特に強く、万が一飲み物を大胆にこぼしてしまってもデータを守ることができる他、落下試験など大手日本メーカーの厳しい品質要求に答えた魅力的な品質に仕上がっている。
その他おすすめの12.5インチノートパソコン
12.5インチ付近のノートパソコンで人気モデルをその他2つ紹介する。いずれも完成形とは言えないが、価格がリーゾナブルなため検討に値するだろう。
Suraface Laptop Go
デザイン性が高いマイクロソフトの12.4インチノートパソコン。
端子数が少なく、画面もグレアでやや目が疲れるためビジネス用PCとしては向かず、また重量が1.1kg越えで12.4インチとしては重い部類に入り、落下の衝撃などが気になる点である。
ただ、デザインが洗練されており価格も安いため、リビングや外出先でエンターテイメントを中心に楽しむ人にとって良い選択肢となるだろう。
LAVIE N12
NECの12.5インチノートパソコン。親しみやすい丸めのフォルムを持つ。
有線LANが無く、重量は1kgをやや切る程度、バッテリー時間は10時間強といったところ。耐久試験はされているが、水漏れに強いかは不明である。
ハードウェア面でのコストが削減されているものの価格はVAIOと比べてやや安いレンジに入る。
ビジネス面では不安材料が大きいが、手軽に購入できる大学生向けのパソコンとしては妥当なラインなのではないかと思われる。
まとめ
12.5インチのノートパソコンの大きさや、VAIO SX12をはじめ、人気が高いモデルについて紹介した。
生産効率は落としたくないが、外に持ち歩くことも多く、13.3インチと比較してより小回りが効いたパソコンが欲しいという人にとっては良い選択肢となるのではないだろうか。