Geforce比較表 | RTXからGTXまでGeforceを比較
本サイトでは100程度の定番及び最新のNvidia Geforce GPUに対し、簡単に性能の比較検討が行えるよう、信頼性の高いベンチマークであるPassMark、3DMarkや、実測値の性能計測に特化したサイトであるGPUCHECKからFPS(フレームレート)の情報を収集し、一覧として表にまとめている。
この性能比較表を参照することで、どの程度3Dゲームを快適に遊ぶことができるか、どちらのグラフィック機能が優れているかが人目で分かるようになる。
同様に内蔵グラフィックスやAMD Radeon GPUも含めたGPU性能比較表や、CPU性能比較表もあるので追加で調べたい場合は参考にして欲しい。
GeForceとは
GeforceはNVIDIAというアメリカ会社の開発しているゲーム用グラフィックコアチップである。
NVIDIAとして最終製品の販売は行っておらず、GIGABYTE、MSI、ASUS、玄人志向など多岐にわたるメーカーがNVIDIAのコアチップを製品に組み込み販売している。元のチップは同じであるため、描画性能に大差はない。
Geforceのシリーズは以下の通り。基本的には2年に1回パワーアップしたシリーズが登場する流れとなっている。
RTXはリアルタイムレイトレーシング対応でGTXとは決定的に異なる
レイトレーシングは光(Ray)の経路を追跡(Tracing)して、最終的にモニタに映し出される画素を決定するレンダリングの技術であり、より実写に近い映像を作り出すことができる。
光源から来た光が物体に反射して、新たな光源となり、その光がまた反射して、、、という膨大な計算を行うための従来から技術はあったものの、リアルタイムで演算を行うことは難しく、その用途は映画などの動画に限られた。
これをリアルタイムで可能としたGPUのシリーズがGeforce RTXである。下記はマインクラフトの例であるが、レイトレーシングがオンの時は、よりリアルな光の描写がされていることが分かるだろう。画像をぐりぐりして見て欲しい。
RTXシリーズはRTコアというレイトレーシング専用のハードウェア回路を持つ他、AI処理を高速に実行できるTensorコアを用いてリアルタイムに映像解像度のアップスケールを行う事ができる。このアップスケール技術はちなみにDLSSと呼ばれる。
GTXはCUDAコアという、GPUに搭載される通常のコアのみで、レイトレーシング専用の仕組みを備えていないため、リアルタイムでレイトレーシングの計算を行うには荷が重いのである。
Geforce 性能比較表
それでは下記に性能を示す。有名ベンチマークであるPassMark、3DMarkスコアと、ゲームを遊んだ時に期待できるFPSを各解像度ごとに併記している。表の見方や検索方法の例は下のメニューを開けて確認して欲しい。
また、本表はリアルタイムレイトレーシングを前提としていないが、RTXシリーズで有効にした場合は画質と引き換えに2~3割程度FPSが落ちると思っておけば良い。(DLSSはOnにしていることが前提)
なお表のFPSはやや重めの3Dゲームを最高画質で遊んだ時の参考である。FF15やモンハンなどの重いゲームは高画質でその程度であり、最高画質で60FPSを出すには80ぐらい必要となる。
一般的なパソコンモニタはFullHDで60FPS以上出力できないため、期待FPSがそれ以上となるグラボは専用のモニタや、解像度が高いモニタが無いと真価を発揮できないという点には注意しよう。
また、やや主観も入るがPassMarkスコアの目安を下記に示しておくので参考にして欲しい。