マウスコンピュータの評判 - コストパフォーマンスと国内生産の安定感
マウスコンピュータは1998年に有限会社MCJとして設立されたパソコンメーカーであり、現在はBTOメーカーとしては国内で唯一東証に上場している。
BTOとはBuild To Orderの略で、受注生産の意味である。すなわち購入者は部品スペックを指定して購入し、それに応じてパソコンを組み立てて納品するという形態であり、通常のメーカーと比べて不要機能を省きやすいことから支持を得ている。
そんなBTOメーカーであるマウスコンピュータの評判ってどうなのよ?という問いに本記事では答えていく。尚、他メーカーと比較検討したい場合はパソコンメーカーおすすめランキングも併せて参照して欲しい。
- マウスコンピュータのラインナップと特徴
- マウスコンピュータの評判、総評と項目別評価
- 実際に売れているモデルはこれ
- 15.6インチ スタンダードノート
- DAIVのノートパソコン
- マウスコンピュータの3大悪評
- 価格が高い
- 故障が多い
- サポートが最悪
- マウスコンピュータの評判まとめ
- 他社との比較
マウスコンピュータのラインナップと特徴
ノート | デスクトップ | ||||
---|---|---|---|---|---|
モバイル | スタンダード | ゲーミング | 一体型 | スリム型 | タワー型 |
X | 〇 | 〇 | X | 〇 | 〇 |
ラインナップとしてはタワー型と呼ばれる大型のデスクトップパソコンや14インチ以上のノートパソコンをハイエンドからミドルエンドまで幅広く扱っている。一方デスクトップでは一体型パソコン、ノートパソコンでは13.3インチ以下のモバイルノートは扱っていない。
小型化やハードウェアに強みを持つNEC、富士通、Dell、Lenovoなどの国内・海外大手が得意とする領域とはバッティングしないような製品群となっている。
ブランドは細かく分かれており、スタンダードなMouse、ゲーミングブランドのG-Tune、クリエイターブランドのDAIV、法人向けのMouse Proとなっている。
マウスコンピュータの評判、総評と項目別評価
マウスコンピュータはもともとマニアやパソコン好きの人が客層であったものの、乃木坂のCMなどを機に一般層にターゲットを広げ、売り上げが急増した。
パソコンの初心者にまでマウスコンピュータの認知が広がったことと、販売規模が拡大したことにより24時間の電話対応や、修理も含めた強固なサポート体制というマウスクオリティ-が整った。
コスパでは必ずしもデルやLenovoといった海外メーカーには敵わないものの、国内生産を基盤とするサポートの安定感や納期、ブランド力により、当サイトでは全メーカー中トップの売上を誇っている。
実際に売れているモデルはこれ
本サイトを経由して実際によく売れているモデルを紹介する。当サイトはパソコンにそれほど詳しくはないが、インターネットで買い物ができるなど標準的なITリテラシーを持った人をメインターゲットとしており、比較して堅実に買い物をしている人が多いと思われる。そのような層で人気が高いパソコンは下記の2つである。
15.6インチ スタンダードノート
ノートパソコンで最も普及しているのが15.6インチのパソコンである。BTOメーカーはパソコン好きな層が多く、基本的にはデスクトップパソコンが良く売れるが、マウスに関しては15.6インチのノートが恐ろしく売れている。
オーソドックスに家で安心して使えるパソコンということで、ITリテラシーがそれなりに高くネットでの購入に躊躇がない人が、NECや富士通のパソコンを買う代わりにこちらを選んでいるという印象である。
DAIVのノートパソコン
スタンダードノート以外はゲーミングのG-Tuneや、通常のデスクトップなど満遍なく売れているが、やや一歩抜き出た印象があるのがDAIVである。
写真編集やAdobeでの作業をサクサク行いたい、あるいはレンダリングやRAW現像といった高負荷な作業を行いたいといった場合に使われるマウスコンピュータのサブブランドがDAIVである。
クリエイター志向な人へ向けた作成されたパソコンのシリーズはそれほど種類は多くないが、その中で確固たる地位を築いてきたと言えるだろう。
写真や映像編集を趣味にしている人にとっては引っかかりなく作業ができるためおすすめのパソコンである。
マウスコンピュータの3大悪評
悪評は購入時の期待値と実際の乖離から生じるものである。よって購入前に齟齬が出そうな点をあらかじめ抑えておくことが重要となる。ここではネットでの評判を抽出し、その妥当性についてコメントしていく。
価格が高い
スペックに対して価格が高いということだが、確かにDellやLenovoに比べると価格競争力では劣り、同じBTOメーカーであっても例えばパソコン工房の方が比べると割安な価格を提示してきている場合が多い。
海外と比べると国内生産によるサポート体制の充実が、パソコン工房と比べるとブランド力とノートパソコンの製品力がマウスコンピュータは優れていると感じる。
逆にデスクトップパソコンが欲しく、パソコン好きなややマニアな層であればパソコン工房やフロンティア等のメーカーから購入すると良いだろう。機種にもよるがこちらの方が安く買える可能性は高い。
故障が多い
初期不良の口コミが多いものの心配には当たらない。偶然不具合に当たった人が不満を述べているに過ぎない。
特にユーザー数が多いパソコンは不満がネット上に多くても仕方がないであろう。また、初期不良の対応及び、メーカーの一年保証は有効である。
電子機器の故障率は使用して1年目までは故障率が高く、2年から数年間は低い、そしてその後製品寿命から再び故障率が上昇する。故障率のグラフを書くとちょうどバスタブ(浴槽)のようになるためバスタブカーブとも呼ばれている。
1ヵ月もしない打ちに動作が不安定になりましたなどの書き込みもあるが、電子機器とはそういうものだと知り冷静に対処すべきである。
サポートが最悪
マウスコンピュータはサポートが最悪というネットへの書き込みは少なからずある。ただパソコンの難しい質問に答えられなかった、オペレータの対応が悪かったなどを腹いせに書き込んでいるだけである。
返品交換ではなく、修理に回されてムカついたなどというコメントもあった。対応する側が人である以上均質な対応を求めることは不可能であり、対応には当たりはずれもあるので、鵜呑みにはしないことが重要である。
マウスコンピュータの評判まとめ
以上、安心感を兼ねそろえつつリーゾナブルにパソコンを購入したいという人に絶大な人気を誇るメーカーである。商品のラインナップの確認や購入を検討している場合は下記から公式サイトへ飛ぶことができる。
他社との比較
パソコンの種類や用途により得意なメーカーは分かれるため、当サイトでは選択肢に応じたランキングを制作している。
デフォルトは当サイトの人気順であるが、探している種類やこだわりがあれば選択し、自分にあったパソコンを探してほしい。
マウスコンピュータと似ているパソコンとしてはパソコン工房やゲーミングPCならフロンティアを同時に確認したい。リンクをクリックすると公式サイトへ移動します。
メーカー | コスパ | デザイン | サポート | 人気 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
1位:マウス | 8 | 5 | 7 | 10 | マウスコンピュータ。安心感がある国内パソコンメーカーで人気が高い。幅広いラインナップが魅力 |
2位:デル | 10 | 6 | 3 | 8 | 高いコストパフォーマンスが魅力、世界有数の大パソコンメーカー、キャンペーンも多い |
3位:パソコン工房 | 9 | 5 | 5 | 8 | BTOメーカーの老舗。コスパでパソコンで選ぶならば安定のパソコン工房 |
4位:Lenovo | 9 | 5 | 4 | 7 | IBMから分離した世界販売トップのメーカー、大量生産による価格競争力は随一 |
5位:富士通 | 4 | 8 | 7 | 6 | バランスの良さはピカイチ、大手日系メーカー、国内シェアもNECに次ぐ |
6位:HP | 7 | 7 | 5 | 6 | コスパとデザインのバランスが良い優れた世界有数のパソコンメーカー |
7位:NEC | 4 | 7 | 9 | 5 | サポート体制が整っていて抜群の安定感を誇る日本メーカー。国内シェアも高い |
8位:Dynabook | 4 | 7 | 8 | 5 | 東芝とシャープからなる会社。軽くて堅牢性が高いノートパソコン。ハイエンドモバイルノートを買うなら要検討 |
9位:ASUS | 7 | 7 | 4 | 5 | ノートパッドにテンキーを準備など考えられたデザイン、長寿命バッテリーも魅力 |
10位:Microsoft | 4 | 10 | 6 | 4 | デザイン、使い勝手を重視した洗練されたPC |
11位:MSI | 8 | 5 | 4 | 4 | 独自の冷却技術を持つ軽量ゲーミングノートに強み。ASUSと同じ台湾メーカー。 |
12位:Apple | 3 | 10 | 4 | 4 | Macbook。デザイン性はNo1、Windowsでないため操作には注意が必要 |
13位:TSUKUMO | 7 | 5 | 4 | 4 | 特定動画編集用、VR推奨パソコン、キャラコラボ、キューブ型コンパクトPCなど遊び心のあるパソコン多数 |
14位:ストーム | 8 | 6 | 3 | 4 | 高品質な部品やPCケースにこだわりを持つBTOメーカー。値段が高い製品程コスパが高い傾向 |
15位:MDL.make | 10 | 3 | 3 | 4 | SNSを中心とするマーケティングと無駄を徹底的に排除した部品構成で最強コスパのゲーミングPCを販売 |
16位:フロンティア | 8 | 4 | 4 | 3 | ヤマダ電機子会社。グラボ搭載機種のセール品は要チェック |
17位:SEVEN | 9 | 5 | 3 | 3 | パーツから選ぶ中・上級者御用達のデスクトップパソコン |
18位:VAIO | 3 | 8 | 6 | 2 | 洗練されたビジネスノートを軸に展開、元ソニーだけありクールなデザイン。 |
19位:LG | 6 | 5 | 2 | 1 | 軽量長時間バッテリーでかつ高いコスパのパソコンが欲しいならばおすすめのパソコン |