株は下がった時に買え

株の買い時は株価が低い、即ち割安な時というのは当たり前ではあるが株式投資の基本であろう。では何を持って今株価は割安であると判断するのか?これは中々難しい。

理論的にはそもそも株価は現在の会社価値を正しく反映しているはずで、これには高いも低いもないと言えるかもしれない。しかし現実にはそうでもなく、人々の心理的な影響で株価が大きく上下してしまう事が多い。

大統領が具体的な政策を何か策定したわけではないのに特定企業について批判すると、その企業の株価が大きく左右されるといった事象がみられる事からもその事は理解してもらえると思う。

本サイトは長期投資を基本としてはいるが、買ったばかりの株価がどんどん下がるとモチベーションも下がるというもの、そこでまずは買った株がすぐに落ちないよう出来高について解説し、その後やや一般論になるが割安株を判断するための指標とその解釈について述べる。

出来高に着目

株がずるずると下がってきている状態を目にすることは良くあるが、それがいつ下がり止まるのかという事については中々判断する事が難しい。ただしヒントはある。それが出来高である。

出来高とは株がどれだけ売買されたかの分量を表す数値であり、高いほど売買量が大きい。通例株が下降中に下げ止まる時は売買の攻防が激しくなる時であり、通例出来高は高くなる。

言い換えると株を買いたい人がその値段で大量に待機している事になり、それ以上は下がりにくくなる。 そしてそれを機に株価が反転して上昇に転じるという事は良くある事である。ただし、不祥事、リコール、減損などのニュース、四半期決算発表などがあるとその日は出来高が高くなってしまい、この場合は下げ止まる可能性は未知である。

何のニュースも出ていないのに出来高が高くなっている銘柄は買い時のチャンスである。

何のニュースも出ていいないのにずるずると下がっている株が底打ちするのは、出来高である程度の判断ができるわ。出来高が増えたポイントが下降トレンド終了の合図よ!

出来高とともにPER/PBRで現在割安な状態かを判断

1か月程度の株価を眺め、株価が短期的に底をついているかどうかは出来高で判断できるとしても、長期的に見て底かどうかはより判断に迷うところである。長期的な底とならなければ更なる業績悪化で下がり続けるということにもなりえる。

そこで、長期的に保有することでリスクがあるかどうかを判断する指標としてPERとPBRについて説明したい。PERは現状の収益を維持した場合何年で現在の株価と等しいだけの利益を上げられるかを示した数値である。例えばPERが10ならば、10年たてば株によって得られる総利益は倍になるという事である。

この値が高すぎるものは株価が割高といえる。次にPBRは純資産倍率といい、現在企業が保有している全資産をその企業の時価総額で割った値である。例えば全資産が1億円で時価総額が2億円ならばPBRは2となる。

PBRが1を割るという時もあるが、これは企業価値が無いといえる状態で、例えば全資産が1億円で時価総額が8000万ならばPBRは0.8であるが、企業活動により利益を稼ぐよりは企業活動はしなくてよいので企業を解散させて資産を分配した方が良いという状態である。

ただし実際にはPBRが1以下でしっかり利益を出しているような企業もあり、そのような場合株は割安であるといえる。

まとめるとPERもPBRも低い銘柄は割安感があるといえる。株を探すときにまずはPERとPBRに着目して割安株を探すというのが常套手段である。どれくらいのPER,PBRなら良いかという質問は市場環境や業種にもよるのではっきりは言えないが、PER15、PBR1.5ぐらいだとまずまずと言える。

ただ、これからの成長を期待して買われている株も多く、PERが50であっても業績が十分に拡大していく見込みがあるならば買っても良い場合もあるので、見極めが難しいところである。

出来高として底だと判断できても、割高な株には投資すべきではないわ。業種間、業種内の比較などもして調べていく必要がありそうね。