長期で分散投資するにはETFもおすすめ

ETFとはExchange Trade Fundの略で日本語で上場投資信託と呼ぶ。投資信託が株式市場に上場した形態をとっており、個別の銘柄と同様に市場が開いている時間帯はリアルタイムで売買が可能である。

基本的には日経平均やTOPIXなど何らかの指数に連動して機械的に売買が行われるのが主であり、その意味ではインデックスファンドと同じである。ただし株式市場に上場してその仕組みに乗っかると管理費が安くなるのか、手数料は投資信託よりも安い事が多い。

よって分散投資が行いたい場合は投資信託よりもETFの方が良い事が多い。また米国株式市場や中国株式市場に上場しているETFも多く海外の株式に対しても分散投資を行う事が可能である。

ただし海外のETFを購入するためには、まず円を上場しているETFの国の通貨に交換しなければならず、その時に手数料が発生する。また売買手数料も日本株と比べると割高になる上、海外の通貨から日本円に戻すときにも交換コストが掛かってしまう。

100万円分のETFを購入しようとすると、1%分程度はトータルで手数料が掛かり、さらに信託報酬も取られてしまう。このためできるだけ長期間持ち、手数料を抑えることが肝心である。従って長期投資が前提となる。

少子化で成長力の弱い日本より、確実な成長が望める海外にETFを通じてリスクを抑えながら投資するのは賢い方法かもしれないわね。
何か欠点はないの?
注意点としては、米国のETFや株を購入すると配当に米国で10%課税され、そのあと国内でも課税されることね!
同じ成長力の日本株とアメリカ株がある場合では日本株の方が税金面ではお得だわ。

注目すべきETF

ここではコストが安く,動きが分かり易いETFをいくつかピックアップしていく.ETFの運用はそれなりに長期投資が基本となるので経費が安いということが最も重要である.その上で様々な国に投資できるETFを選択した.以下に紹介するものだけで基本的に十分なはずである.

VWO(バンガード・エマージング・マーケットETF)

欧州,アジア,アフリカ,ラテンアメリカの新興諸国を網羅するMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する動きを目指すETF.経費は年率0.27%と新興国に投資するETFの中では非常にダントツに安く新興国に投資できる魅力的な商品.ただしリスクは高めなので注意

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

世界の企業に満遍なく投資をする商品.FTSEオール・ワールド・インデックスに連動した動きを目指す.経費は0.30%と安く,世界経済が回復しているかどうかで単純に売買の判断ができるため非常に理解し易い商品

VGK(バンガード・ヨーロピアンETF)

イギリス(3割)・ドイツ(15%)・フランス(15%)等欧州先進諸国を網羅するMSCIヨーロッパ・インデックスに連動した動きを目指す.ユーロ高ドル安の方向に為替が動けば投資冥利も増してくると思われる.経費は0.18%

VTI(バンガード・トータル・ストックマーケット)

米国株式に投資を行うETF,米国株式市場の時価総額の99.5%以上の株をカバーしている.すなわち全アメリカ株式に投資を行うETF.アメリカの景気回復は日本でもよく報道されており読み易い.経費が0.09%と圧倒的に安い

02800(トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)

ホンコンのハンセン指数に連動するETF,ハンセン指数は中国銀行や中国建設銀行など,中国の金融系が多く上場している.中国全般に投資するETFでは 経費が1%程度のものが多いが,このトラッカー・ファンド・オブ・ホンコンは経費が0.05%?0.1%と非常に安い(運用する総資産額に対して経費が変動する)