オリエンタルランド(4661)の株は買っても良いのか

執筆:2018/07/28

夢の国は投資対象としても魅力的なのかしら?

ディズニーの株で有名なオリエンタルランドですが、この株を個人投資家が投資対象として選ぶことに意味があるのかを考えたいと思います。

オリエンタルランドは入園者数年間約3000万人の東京ディズニーランド、及び東京ディズニーシーを運営する会社で、テーマパークでの売り上げが8割を占めています。利益剰余金は5000億円以上、有利子負債もほぼなく財務的には超優良企業で、キャッシュフローも十分で資金繰りもうまくいっていると言えます。

また100株以上の株主へはディズニーのパスポート(チケット)を配布する株主優待を行っており、これがオリエンタルランドの株が人気である一つの理由となっている。最低購入金額は執筆時だと70万円で、優待を取得するには3月末時点で株を保有している必要がある。

問題はそのPERの高さである。PERは45倍以上と非常に高い値となっている。30年経たないと現在の株価に見合うだけの利益を稼ぎ出せないという意味で、日本株の平均PERが15程度であることを考えると3倍になっている。仮にPERが45倍として、利回りを考えてみる。

PER45倍の毎年利回りは(100/45で)2.2パーセント程度なので利益が出た後の税金も考えると2.2 * 0.8 = 1.8パーセント程度である。また株主優待を売却することを考えると、メルカリや金券ショップで5000円程度の利益を得ることはできる。5000円の70万円に対する利回りは0.7パーセント程度であるので、トータルの期待利回りは2.9パーセントと言ったところ。

パスポートの配布基準は現在100株以上が1枚、400株以上が2枚、その後800株で4枚、1200株で6枚と400株ずつ2枚増えていき、2400株以上で12枚となる。200株で1枚と考えるとトータルの期待利回りは2.5パーセント程度となる。

正直に言ったところ投資対象としては完全に失格といえる。毎年安定的な収益を上げるNTTドコモの株価収益率が現在16程度であることを考えると、優待を考慮してPER20程度まででないと魅力的な投資対象とは言いにくい。

概算すると大体45万円ぐらいまで落ちて来ると魅力的な投資対象と言えそうだ。ただしオリエンタルランドの株価が下がる時には他の株も下がってきているとは思うが。資金に余裕があるならば債権を買う気持ちで買ってみるのも良いと思われる。

投資対象としては一株持つだけでも正直ゴミだわ!